【おやすみ春の日】
文 小池玄一郎
君が何を考えてるのかわからなくって、
楽しい。
だってそれは自由だ。
これ以上、踏み込まなければ救われるよ?
君が何を考えているのか、知りたい。
久しぶりに会った。
軽はずみな言葉で、抉ってみる。
今夜ぐっすり眠れそう。
まぶたの裏に 閃めく 面影。
物語は生まれない。
抉られるのは僕の方だ。