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【エピローグ】
その日、いつもどおりいじめられた僕は
なんとなく屋上に登っていた。見上げれば
ひこうき雲が美しい線を描いている。
こんなにもキレイな世界で
僕はなんで惨めなんだ。
ふと 世界の終わりを思い描いた。
その日、世界の終わりを告げるひこうき雲が
平等に僕たちを見下ろしていた。
そう、
これは悪い冗談なんだ。
ぼくは笑って、大きく一歩、
踏み出した。
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